私が二十歳になる誕生日の出来事でした。

実家を家出同然で飛び出した私に母親からいきなりの連絡。

「誕生日なんだから!」(はりきった声と懐かしい声が電話越しに伝わる・・・)

「成人したんだから!いいから駅で待ち合わせだよ!」

「う・・・うん・・・無理やり・・・」

「いいから!くるんだよ!○○時だよ!」

急な連絡で驚いた私にいつもとおりの母の声。

安心するような・・・家出を後悔したり、色んな思い出や色んな気持ちが走馬灯のように走っていたと思います。

誕生日プレゼントをもらって母と和解しました。

駅前のファミレスで待ち合わせ。

私はなんだか色んな思いになりながらもプレゼントはもらえるのかとか、どこでご飯食べようとかまるで初めての彼氏とのデート気分でドキドキがとまりませんでした。

久しぶりの再会でした。

「あそこでいいね!」

いつまでもマイペースな母と入るファミレス。

今まで誕生日プレゼントなんてもらったこともなかったし嬉しいのと恥ずかしいので照れ笑い。

その後はささやかですがファミレスのケーキで二人で久しぶりの家族団らんを過ごしました。

「これ!安物だけどね!成人したんだから!少しはいいもの持っておきなさい!」

プレゼントの中身は・・・私の誕生石の真珠のピアスでした。

 

その日以来仲が悪かった親子関係もなくなり今では一緒に買い物もご飯も行くようになりました。

そして、毎年私の誕生日には真珠のピアスがプレゼントされます